外壁塗装における耐久性とは
外壁塗装と言うのは、外壁を太陽の紫外線や熱などから守る意味で行うものです。そのため、外壁塗装では塗料を利用して塗膜をつくり、外壁を守る事が大切なのです。
一般的に外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの3回もしくは、上塗りを2回行い、計4回塗りで行い、塗料の膜を形成していく形になります。
また、外壁塗装では、下地をきちんと作り上げてから塗装を行う事が大切で、壁の補修や壁に付着している埃、藻などを綺麗に洗い落としてから塗装をしなければなりません。
どんなに素晴らしい塗料を使っても、この下地作りが完璧に行われないと、塗料の持つ耐久性を維持する事が出来ないだではなく、外壁への影響も大きくなるのです。
外壁塗装に利用する一般的な塗料には、シリコン系、ウレタン系、フッ素系、アクリル系などの種類が有ります。これは、塗料の主成分でもある合成樹脂の材料の違いであり、耐久性も変わります。
一般的に、アクリル系による塗料の耐久性というのは5~8年と言います。また、ウレタン系では8~11年、シリコン系が12~15年、そしてフッ素系が15~20年と言われています。
しかしこれらの耐久年数と言うのは、建物が在る場所の環境にも大きく左右される事になります。
住宅と言うのは、東西南北全ての向きに外壁が有りますので、南側は一番紫外線が当たり易く、劣化が激しい面となりますが、逆に北側は紫外線が当たる量が少なくなりますので劣化の速度は南側と比べると遅くなるわけです。
そのため、耐久性を考える場合は、一番劣化が激しい南側を考慮して考える必要があるのです。