遮熱性能の得られる外壁塗装の相場
一戸建て住宅にて遮熱塗装をおこなうと、塗料の種類により断熱性能だけではなく、建物そのものの保護にも役立ちます。断熱性能は、エアコンの効率の変化でチェックすることができます。エアコンで冷房を稼動させているのに、涼しくならなかったりしているときは、外壁塗装の塗膜が劣化している可能性が高いのです。塗膜は自然に劣化していきますので、適切な時期に外壁塗装の再塗装リフォームを行うのが理想的です。遮熱塗料を使用して外壁塗装をすれば、太陽光の熱を外壁で遮断させられるので、真夏に室内が高温になるのを予防し抑制できます。
遮熱塗料は大きく分けて三種類あります。ひとつは二液溶剤シリコン塗料です。低コストで外壁塗装が可能な遮熱塗料です。比較的低コストで、塗膜には汚れがつきにくくなりますし、耐久性にも優れています。
もうひとつは、二液溶剤フッ素塗料です。シリコン塗料よりも価格は高くなりますが、塗膜の効果が長期にわたって維持されるのが特徴です。
そしてもうひとつが、ハイブリッド塗料すなわち二液溶剤ハイブリッド遮熱塗料です。シリコン塗料の倍以上の価格になりますが、遮熱性と断熱性だけではなく、保温性と耐久性にも優れていて、絶大な効果が得られる塗料です。新築時や、築年数が浅い時期には、施工されている塗膜と同じ塗料で再塗装するのが理想的ですが、ある程度の築年数が経過している場合には、外壁材の保護も重要になりますので、ハイブリッド塗装を検討すると良いでしょう。三種類の遮熱塗料は、いずれを選択する場合でも、高圧洗浄代と下地代を含めたローラー四回塗りで見積もりを出してもらうのがポイントです。